“IT(情報技術)革命”と言われて久しくなりますが、パソコンやスマートフォン、コンピュータ・ネットワークの急速な発展は、個人・企業・学校・社会に大きな影響を与えています。今やインターネットは普通に日常生活に入り込み、そこかしこで、種々雑多な“情報”が飛び交い、やりとりされているのです。
“情報”とは、いったい何でしょうか?“情報量”はどのように測られるのでしょうか?情報は演算できるものなのでしょうか?コンピュータ間での情報のやりとりは、どうすれば間違いなく効率よく伝達できるのでしょうか?
本書では、情報の数理の初歩を学びます。情報の量を数字で表わしたり、情報伝達の速度を数学的に追求したり、暗号に利用される数学などをわかりやすく解説します。